インディアンたちは、あるがままの自然のなかで自給自足の生活を何百年、何千年と送っていました。
太平洋岸では豊富な、森林のなかでの狩猟は、彼らの生活を豊かにしていました。
大平原でも太平洋岸ほどではないにしても、広大な森林や草地にいる野獣にこと欠かなかったのです。
他方、南西の砂漠地帯の台地にたどりついたインディアンは8000年まえの石器時代の生活を続け、採取生活という最も原始的な状態にありました。
インディアンが白人と同じように経度的に、すなわち東西に移動し塑剃嵩場所は、スペリオル湖からエリー湖に至る五大湖と、北東部のアパラチア山脈の切れ目、いわゆるモホーク峡谷だけでした。
これに対し白人は、北東部のいわゆるニューイングランドや南部のバ~ンニアなど、大西洋岸に定着するやいなや、アパラチア山脈を越えて五大湖の南岸やミシシッピの低地に達し、フロンティアの開拓に取りかかったのです。
・・・ここで空間としてのアメリカを考えてみましょう。
前述のようにほとんど手つかずの自然が、侵入してきたヨーロッパ人たちの手に「天与の賜物」として転がりこんできました。