空間はその無遠慮な侵入者たちを黙って受け入れたかにみえます。
しかし、山岳が、森林が、荒野が、またハリケーンや竜巻、酷寒、熱気、そして「先住アメリカ人」たちが彼らに激しく抵抗しました。
・・・それにもかかわらず、白人たちはやがて自然を「征服」し、広大な空間を完全に「支配」したのです。
やがて空間は「勝利」の上にあぐらをかいて飽食し、浪費する人間にその生存をすら脅かす仕返しをしてくるのですが、思わぬ富を手にした「征服者」たちは、そのことを知る由もなかったのです。
アメリカの地図を開いてみると、まず目につくのはカナダと国境を接する中央部から東にかけての五大湖(東からオンタリオ、エリー、ヒューロン、ミシガン、スペリオル)の存在です。
この広大な5つの湖の面積は、日本の本州がすっぽり入ってなお余りあるほど広いです。
空から見る旅行者は誰でも海と思ってしまいます。
まるで地図での湖水というイメージはありません。